ENDER LILIESの深いところまでの辛口評価【ネタバレあり】

アップデートが入りましたのでいずれ評価修正します。
これはアップデート前の記事です。

前回の記事ではややライトな話までしか書いていない。

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だがレビュー記事としてなぜまた書くかと言えば、全実績を獲得したにも関わらず語り足りないところがある気がするため筆を執る。

本記事ではネタバレが多めな部分や、辛口評価を書いていくためこれからプレイするという方や熱烈なファンはブラウザバック推奨である。

また文章優先で画像や太字等の強調も入れないため、見やすい記事を読みたいなら参考記事へ戻って欲しい。

目次

評価

かなり上から目線で評価はするがそもそもレビュー記事を2個書く時点で、このゲームが私にとってかなりの高水準に居るということであり、決して作品をとぼしめる意図を持っていないことをご容赦いただきたい。

普通に記事を見ずともプレイ出来る安心作品の1つだと思っている。

さて

評価の基準は今まで個人的な価値観で星を付けていたが、こういったややディープな感想をつける場合に、ドイツ基準なるものがあったのでそれを参考にする。

コンポーネント(ゲームの質、オリジナリティ、グラフィック)、プレイアビリティー(複雑すぎないか、流れは良いか、システムの質)、インタラクション(一人プレイか、相互に関わるか)意図的介入、(運の要素は?戦略的か?)、魅力(実際に楽しいか)

参考 Bewertungsmaßstab

数字についてはサイコロの数字を参考にしているのか6段階だった。

それぞれ項目が分かれていて全ての評価を書き出すのは大変なため、文中の中で数字と共に注釈することをご容赦いただきたい。

今後は数記事を書いて、当ブログ独自の基準値を示せるようにしたい。

総評:良いゲームではあるものの、一部課題が残る作品でもある。

『ENDER LILIES』は退廃的な雰囲気を主体においた2D探索型アクションゲームだ。

建物は朽ち果て、穢者と呼ばれる人々の成れの果てが跋扈し、かつてこの地に居た人々の嘆きがそこらに散見され、どこか物悲しいBGMが耳に木霊する……そんな雰囲気が常にある中、

浄化の力を持つ白い主人公と、穢者を振り払う力を持つ黒い騎士は、穢者を討伐し主人公が浄化するという流れでゲームは進んでいく。

その中で主人公と縁のある人物を浄化した時にサイドストーリーとしてその人物の感情、情景が呼び起こされるムービーが挿入されるのだが、その生き様の雰囲気がなかなかに素晴らしい。

彼らが滅びゆく国で何を思ってその道に進んだのか、目指したところは何だったのか、思いは……戦いが終わった後にそういったことを思い起こすムービーを見ることになるため、戦闘前後でその敵に対する評価が変わってくるのである。

良いゲームと評価する上でグラフィックや操作性、単純な面白さの他、ゲームに登場するキャラクター達がただのプログラムにとどまらず、丁寧に描写が描かれた作品は私達を揺さぶってくる。

『ENDER LILIES』はその部分を丁寧に描写しているからこそ、雰囲気が十分がゲームであると思う。

 

ゲーム性はいわゆるメトロイドヴァニアとソウル系を組み合わせたジャンルである。

似たようなゲームとして、『Hollow Knight』や『Ori and the Blind Forest』が上がってくるが、大体のシステムは同じだ。

強化パーツで移動出来る場所の拡大、スキル、ファストトラベル、HP等の強化アイテム、レストポイントで体力回復、死んだらレストポイントからやり直しなどなど……。

また道中ボスが居て、その道中ボスがそれなりに強いことや、ボス達を倒すことによって新たな能力が追加されたりも定番といえば定番だ。

戦略性もあり、スキルによって使い心地は違うため、その敵に刺さる攻撃は必ず存在している。

スキル自体もほぼ全てに使いみちがあり、このスキルを使っていなければ勝てないというのも存在しないのが、いわゆる初心者向けと思う部分でもあるかもしれない。

 

一方操作性には2つ難があるように感じた。1つはダッシュとカウンターが同じボタンにあることだ。

移動入力していればダッシュ、移動入力していなければカウンターだが、これが暴発しやすい。そのため、意図しないカウンターもしくはダッシュが発生してしまい、被弾につながる可能性があることだ。

解決作はそもそもカウンターが使える装備をしないことや、首なし騎士が代わりにカウンターをすることであり、筆者は首なし騎士を使っていた。

戦闘難易度はそこそこではあるが、カウンター自体は若干この手のゲームに慣れた人が行わないと発動しないシビアなタイミングが必要な割に暴発しやすいのが難点か。

もう1つは奥義の暴発のしやすさだ。

奥義は上を入力しながら攻撃をすることで発動するが、その関係上このゲームには上攻撃というものが存在していない。(そもそも下攻撃自体もゲルロットのアビリティ発動にもつながる)

確かにメトロイドヴァニアシリーズには上入力(もしくは下入力)しながら攻撃ボタンを押すことで別のアビリティが発動するものがあるが、奥義のようなボタンは別キーに割り当てられていることが多い。

何しろスキができやすい部分であったり、せっかくの奥義なので決められる時に決めたい代物だ。故に何度かパッチで修正されたとはいえ、根本的に別ボタンに割り当てられる様になったほうが良いかも知れない。ここは要改善だと思われる。

 

またゲーム自体のストーリーには問題なくても、再戦ボスやボスラッシュ、タイムアタック、やり込みというメトロイドヴァニアによくある機能も特にはない。

雰囲気やストーリー主体なため、そういった余分な部分は削げ落としたのかもしれない。

ただスキルのレベルアップで結構強力になるにも関わらず、それを披露するボス自体がそこまで強くはない(初心者向けだからか?)ため、いまいちスキルを試せる場所が無い。再戦ボスやボスラッシュ等があれば思う存分出来る。

またやり込みという点では、このゲームのスキルは前述したとおりレベルを上げることが出来るのだが、そのためには各地にある強化アイテムが必要になる。

一方で、全スキルを最大に強化することは不可能だ。というのも全マップからその強化アイテムをゲットしたとしても、全てのスキルの強化には全くと言っていいほど足りてない。

全ての強化状態を見るためには周回プレイをしなければいけないが、周回プレイ自体も想定されていない(システムや実績が無いため)

そのため、やり込みという点ではやはり不満点は残る。

 

余談だが戦闘難易度については評価はしない。

というのも筆者はそれなりにこの手のゲームジャンルには慣れている(RTAプレイヤーではない)ため、難易度の評価という点では難しい物がある。あえて言うならウルヴとへニール(後者はただ面倒)は多少苦戦した程度か。

ただHollow Knightの神の家縛りプレイに入り浸っているなら、この部分は評価するべきではないと個人的に思う。

 

とはいえ、ENDER LILIESはストーリーやBGM、スキルが楽しいためそこまで違和感無くプレイ出来るのは良い。

総合的には良いゲーム(評価6段階中の4点)であると点数を付けよう。

簡易評価

ゲームの要素 評価:4

理由:現在の価値観にあったグラフィック、退廃的なBGMによる雰囲気作りは良い。しかしメトロイドヴァニア+ソウル系としてのオリジナリティは一歩劣る。

遊びやすさ 評価:5

操作性は往年のジャンルと似通っていて特に不満点は無い。一方で奥義の暴発、カウンター暴発だけは若干不満が残る。

相互作用 対象外

そもそもシングルゲームであるため評価なし。

戦略性 評価:4

敵ごとに特徴が変わってくるため、どのスキルを選ぶかという点は戦略性が高い。一方で強化の関係上使わないスキルも出るかも知れないのが難しいところ

魅力 評価:4

やりこみ要素は薄いが、それでも単純に雰囲気が強いため飽きずに腰を据えてプレイ出来るゲームである。

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